イジメの首謀者を知る。
イジメ問題を語る上で最もキーマンとなるのは、イジメの首謀者です。
ここでは、イジメ首謀者の考え方や行動、そして対策方法について説明します。
容姿 | |
一般人と同じ風貌で、外見だけで見分ける事は不可能でしょうが どことなく自信満々そうな魅力を感じる人が多いようです。 |
性格 | |
サイコパスと呼ばれている反社会性人格障害者がほとんどです。簡単に説明すると、良心を持っていない人間のことで 裏で手を引いてターゲットを陥れるような人物です。 通常は普通に生活しているのですが、何かをキッカケにしてその凶暴な性格が現れる場合があります。 キッカケについては後述 |
感情 | |
サイコパスは正常な人間と違い、感情で行動することは一切ありません。 正常な人間は、対人間関係において損得よりも義理や人情を優勢しますが サイコパスは義理や人情よりも、目先の利益や利害関係を優先するのです。 なぜなら感情とモノを同じレベルでしか認識できないからなのです。 |
価値観 | |
サイコパスは独特な価値観を持っています。 その価値観を知れば、どうしてイジメが発生するのか? なぜ、その衝動を抑えきれないのかが明確にわかります。 |
自尊心 | |
サイコパスには自尊心があり、それを傷つけられる事を極端に嫌います。 ここでは自尊心が傷つくケースについて説明しましょう。 ・自慢話 サイコパスは自慢話を極端に嫌います。 なぜなら、自慢話をした人間の価値が上がり、自慢話を聞いた人間の価値が下がると思っているからなのです。 一般の人には理解し難い部分もあるでしょうが、サイコパスは相対的な人間同士の上下について非常に敏感なのです。 他にも、クラスの誰かが、クラスの人気者をほめた場合にもこれが当てはまります。 どうしてあんな奴(クラスの人気者)をヨイショして価値を上げようとするんだ? そんな事をすると俺の価値が下がってしまうじゃないか! サイコパスはこのような考え方を持っているのです。 身の回りに自慢話をして、すごく嫌な顔をする人がいたら その人はサイコパスの可能性が高いでしょう。 ・嫉妬心 サイコパスの嫉妬心は異常です。 一般の人がそれほど気にも留めない内容でも、非常に敏感に察知し相手を破滅に追い込みます。 例えば、成績が優秀、容姿がキレイ、素敵な恋人が居る。 こういった内容で嫉妬を感じ不公平だと感じるのです。 普通に考えて、嫉妬で人生をむちゃくちゃにしようなんて人はあまり居ません。 しかし、彼等はあたり前のようにパンにマーガリンを塗って食べるか如く 相手の人生を破滅に追いやったりします。 こういった事は、彼等にとっては当然の事なのです。 自身の身の回りに不平等があったから、それを正しただけで 相手がどうなろうが知った事ではない。自分をそこまでの行動に起こさせた相手が悪い サイコパスはこういった事を考えているのです。 ・プライベートスペース サイコパスは自分の手の届く範囲で、自分のプライベートスペースを作ろうとします。 例えば、クラス内や、友達の仲間の輪であったりです。 彼等はそこで一番になれる事を強く望みます。 なぜなら、そこに於ける自分のポジションを不動なものにすれば 自身が行動がしやすくなるからです。 そのプライベートスペースを作る為にイジメをする事もあります。 イジメをしている時は、誰にも邪魔されないし、歯向かおうなんて人も減ります。 彼等はそれを本能的に知っており、鳥が巣作りをするかのように 自分のプライベートなスペースを少しづつ拡げるのです。 イジメを注意した人を徹底的にイジメるのも、こういった事が要因となっています。 巣作りの邪魔をする人間は徹底的に排除する。彼等にとってはそれだけの事なのでしょう。 外国では、イジメをあらわすのにモビングという言葉を使いますが モビングとは、小鳥が群れをなし、猛禽類などを威嚇したり、追い出す事で 前述の巣作りに見られるようにサイコパスは鳥に似た行動をするようです。 |
手口とレベル | |
以下に手口に対応したレベルを書きました。 学校等の生活では、せいぜいレベル4程度ですね。 それ以上のレベルはストーカー化したイジメになります。 信じられない方もいるでしょうが、こういった事は実際に起きているのです。 レベル1 無視 陰口 レベル2 人格否定 孤立させる。 レベル3 暴力 悪口を言いふらす レベル4 モノを隠す(捨てる) 友達を奪う 自殺教唆 レベル5 行動を監視する。ストーキング行為 住居への侵入 レベル6 行動先で誹謗中傷 第三者に悪口を言っていたと告げて揉め事を起こす。 レベル7 家族、友人、恋人に対しての嫌がらせ(無理やり犯す等) レベル8 引越し先や転職先に対しての嫌がらせ 恋人を奪う レベル9 殺人 |
イジメ首謀者から身を守るには | |
マーサスタウト著の『良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖』には以下のように書かれています。 相手を避けること、いかなる種類の連絡も絶つこと。とあります。 学校内でのイジメに関しては転校するのが一番良いかもしれません。 レベル5以上のイジメに関しては、移動するのに半日以上かかる場所(できれば都会)への引越しを検討した方が良いでしょう。 そうする事で確実に被害が軽減されます。 |
イジメに加わらない為には | |
・悪口に耳を傾けてはなりません。 安易に耳を傾けると確実に仲間に引き込まれる可能性が高くなります。 ・他人を安易に信じないこと。 悲しい現実ですが、他人を信用しすぎると手痛いしっぺ返しを食らう事になります。 ・自分の事を言わない事 自身の悩みや考えを話すのは、本当に仲の良い人だけにしましょう。 プライベートな事を下手に言ってしまうと、後で利用されかねません。 |
最後に | |
ここまで読んで下さりありがとうございます。 この内容は、私自身のイジメ体験を通じ何年にも渡って調べてきた内容です。 幸いにも、私の身の回りには反社会性人格障害者が多数おり、個人で研究するのにとっても良い材料となりました。 今後は皆さんによりよい生活、そして幸せになれるような一石を投じればと思っております。 なお、私は現在、何不自由なく幸せに生活をしております。 あなたも私と同じように幸せになれるのですから |
参考資料 | |
マーサスタウト著 良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖 |